中学生のときに図工で苦労した体験記を書いてみました。
読み終わった後には、対処法も入れています。少しでも、誰かの役に立てればと思います。
体験記
図工の時間に事件は起きました。私は図工は得意でした。しかし、ある事件ことをきっかけに出来なくなりました。
道具を使うときに先生に報告をしないといけないという事でした。中学の図工で使う道具は危険な物が多いために先生に報告をしないといけなかったのです。しかし、話す事ができなかった私は全く報告ができませんでした。
先生に「なぜ、君は図工をやらないんだ」と怒られてしまいました。私は何も答えることができませんでした。黙り込んでました。

重度の緘黙症ですよね・・・
その後、皆は完成しているのに私は袋からすら出ていない状態(未完成)になってました。周りの子達は私の事を凄く変な目で見ていました。完全に緘動の症状ですね。
もちろん、やらなかったので、成績はオール1でした・・・ 先生が理解してくれていたら良い成績が取れて偏差値の高い高校に行けただろうと思います。この緘動の症状は他の教科でも出ていました・・・
特に副教科と呼ばれる音楽、図工、体育、美術はひどかったです。ほとんど毎回オール1でした・・・
緘動がましになったのは高校に入ってからでした。高校は地元の子は誰も行かない離れた所にある高校に行ったので、緘動はほとんどなくなりました。しかし、緘黙は治らなかったです。。。

具体的な対処法

今回も本人編と周囲編で分けて考えていこう!

そうだね!
本人編
まず、考えられる事は勝手に使ってしまうという事です。話せないので勝手に道具を使ってしまう方法も考えられます。しかし、これでは先生に怒られてしまいますね・・・
先生に紙に書いて使いたい意思を表す方法が最も良いのかもしれません。危険な道具を使いたいと紙に書けば先生も理解してくれていたのかも?
周囲編
困ってそうな筆者を見たら助けてほしかったですね・・・先生に筆者が困っていることを伝えるなどの方法を使ってほしかったです。危険な道具の使用許可を筆者の代わりに取ってくれると助かりました。
全体的な対処法

全体的というよりは抽象的に今回の事以外でもどういう対処が出来るのかを考えていこう
本人編
一番に考えられる事はメモ帳の持参ですね。メモ帳を携帯しておくことで困ったときに先生や同級生に見せれば解決します。
また、今回の事例では緘動の症状が出ていました。これを少しは抑えることが出来たのではと思います。少しは自分から行動が出来ていたのではと考えられます。

緘動とは特定の場面で体が動かなくなることを言います
周囲編
筆者が困っていそうだったら、メモ帳を渡す等が考えられます。また、先生側が筆者の症状を理解し定期的に見回りに来る事も考えられます。成績に関しても他の課題を出す事や1対1でテストをする事が考えられます。
先生側の理解があれば緘黙児でも通いやすいと考えられますね。現実的にはなかなか難しいですけど・・・
私の心理

筆者はどのように思っていたの?
筆者は凄く困っていました。そして、複雑でした。話せない自分自身が嫌でした。話すことが出来たら、真っ当な青春を出来ていたのか?と考えると今でも憂鬱な気分になる事があります。
しかし、過去を変えることは出来ません。これから筆者は前向きに生きていこうと考えています。過去に縛られず未来を生きていこうと。

どう?かっこいいだろ?

自分で言うか・・・

(笑)まあ、この時はツラかったけど今では思い出として話せるぐらいになってるよ!
だから、今悩んでいる子たちも社会人ぐらいになれば忘れられるよ
追記情報
今回の話は筆者の中学生時代の話です。筆者は小学生から大学生まで緘黙症でした。その間の大まかな考え方や捉え方を各学年ごとに見ていきましょう。
小学生時代
話せなくなったのは小学生からです。幼稚園にも通っていたのですがそこでは普通に話せました。普通に友達もいました。(将来結婚しようと約束するぐらい仲の良い女の子もいました(笑))
しかし、小学校入学を機に話せなくなりました。原因は今でもパッと思いつくものはありません。おそらく、高学年に話しかけられた事が原因だと思います。名前が珍しくて急に高学年から話しかけられて緊張していた思い出があります。ちなみに幼稚園の時仲良かった女の子とは、小学校入学で話せなくなった私をみて縁が切れましたね(笑)
中学校時代
これは今回の記事や前回の記事で書いているので省こうと思います。是非、前回の記事も読んでください。
高校生時代
筆者にとって一番つらかったのは高校生時代かもしれません。社会人になれるのか?働いて行けるのか?大学生になれるのか?考えたらきりがありませんでした。毎日つらかった思い出があります。
大学生時代
高校生時代と変わらずな所もあります。しかし、高校生時代とは違い少し人生に希望を持てるようになりつつあります。前向きに歩めようとしています。
まとめ
図工で話せなくて困ると言う事を今回は紹介しました。現実はこれだけではないです。緘黙児は他でも色々と困っていることがあると思います。少しでも彼らの手助けが出来ればと思って執筆していますのでぜひ協力していきましょう。

皆が助け合えることが大切だね!
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